ジェノグラムの練習問題:事例を読んでジェノグラムを描く

記号を知っていることと、ジェノグラムを1枚描き切れることは別のことです。下の11事例は、家族の構造を一歩ずつ示します。歴史上の人物の5事例は史料で確認できる家族構造だけを使い、匿名事例の6事例は、カウンセリングで出会う対立する夫婦と、社会福祉のケースマネジメントで出会う、祖父母が孫を育てる世帯の構造だけを取り出しています。歴史上の人物の事例は2〜4世代、匿名事例は夫婦と子どもを描きます(うち2事例は祖父母まで)。ヒントを順に開いていけば、ジェノグラムが完成します。誰かの実際の家族を使わない、授業の演習や課題としても使えます。

事例について

事例は2種類です。歴史上の人物の事例は150年以上前に亡くなった人を扱い、公開された史料で確認できる関係・年・出来事だけを使います。匿名事例は、カウンセリングでよく見られる対立する夫婦や、社会福祉のケースマネジメントで出会う家族の構造だけを取り出したもので、名前や年を記さず、実在の人物ではありません。

各事例の最後のステップにある「力動の解釈」は正解ではなく仮説で、採点の対象ではありません。これらは臨床事例ではなく、表記の練習です。

どんなジェノグラムの事例がありますか?

歴史上の人物の事例が5つ(エイブラハム・リンカーン、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、朝鮮の李舜臣(イ・スンシン)、朝鮮王朝の正祖(チョンジョ)と燕山君(ヨンサングン))、カウンセリングと福祉の現場から組み立てた匿名事例が6つ、合わせて11事例です。

  1. 事例 1歴史上の人物●●●上級家族トラウマ

    世子の息子

    朝鮮第22代国王 正祖(1752-1800)

    英祖(ヨンジョ、1694-1776)は朝鮮の第21代国王で、52年間在位しました。の暎嬪李氏(ヨンビン・イ氏、1696-1764)との間に、息子の思悼世子(サドセジャ、1735-1762)をもうけました。

    思悼世子は1744年に恵慶宮(ヘギョングン、1735-1816)と結婚しました。二人の間には息子が2人生まれました。長男の懿昭世孫(ウィソセソン、1750-1752)は数え年3歳で亡くなり(数え年は生まれた年を1歳と数えます)、次男が正祖(チョンジョ、1752-1800)です。

    英祖と思悼世子の仲は長く悪く、最後まで修復されませんでした。1762年、英祖は思悼世子をに閉じ込め、世子は8日後に亡くなりました。このとき正祖は11歳でした。

    父の死後、正祖を自ら引き取って教育したのは祖父の英祖でした。正祖は1776年に即位し、父の名誉を回復することに力を尽くしました。

    正祖はの綏嬪朴氏(スビン・パク氏、1770-1822)との間に純祖(スンジョ、1790-1834)をもうけました。1800年に正祖が亡くなると、純祖は11歳で即位しました。恵慶宮は1816年まで生き、これらの出来事を回想録『閑中録(ハンジュンノク)』に書き残しました。

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    世子の息子の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
    行き詰まったらヒントを見る5ステップ▾
    1. ステップ 1·まず人物を置く

      本文に出てくる8人を先に置きます。英祖、暎嬪李氏、思悼世子、恵慶宮、懿昭世孫、正祖、綏嬪朴氏、純祖です。王とその息子たちは男性、妻と側室は女性です。この事例の本人(IP)は正祖です。

    2. ステップ 2·夫婦をつなぐ

      夫婦は3組です。英祖と暎嬪李氏、思悼世子と恵慶宮、正祖と綏嬪朴氏。側室も王室が正式な手続きを経て迎えた配偶者なので、3組とも婚姻線(-----)で結びます。この事例では、英祖の配偶者は暎嬪李氏の1人だけを描きます。

    3. ステップ 3·子どもをつなぐ

      思悼世子は英祖と暎嬪李氏の息子、懿昭世孫と正祖は思悼世子と恵慶宮の息子、純祖は正祖と綏嬪朴氏の息子です。親子線は両親それぞれから下ろします。きょうだいは年長者が左なので、懿昭世孫を正祖の左に置きます。

    4. ステップ 4·関係線

      英祖と思悼世子を対立の線(www)で、英祖から正祖へ養育者の線(->>)で結びます。父を死なせた祖父が、その孫を自ら育てたという事実がこのジェノグラムの要です。

    5. ステップ 5·力動の解釈(仮説)

      「父の死を目撃しながら介入できなかった息子」という立場が、のちの正祖の統治に反映されたという解釈があります。ただしこれは史料にもとづく推論であり、正祖本人の心理状態はわかりません。このステップは採点しません。

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  2. 事例 2歴史上の人物●●●上級家族子ども・若者トラウマ

    母の死の真相を遅れて知った息子

    朝鮮第10代国王 燕山君(1476-1506)

    成宗(ソンジョン、1457-1494)は朝鮮の第9代国王です。最初の王妃である恭恵王后(コンヘ王后)が子のないまま亡くなったあと、2番目の王妃となった廃妃尹氏(ペビ・ユン氏、1455-1482)との間に燕山君(ヨンサングン、1476-1506)をもうけました。

    尹氏は1479年に王妃の座を追われ、3年後の1482年に(毒薬による死)を命じられました。燕山君はそれぞれ満2歳、満5歳でした。

    成宗は続いて貞顕王后(チョンヒョン王后、1462-1530)を王妃に迎え、二人の間に晋城大君(チンソンデグン、1488-1544)が生まれました。燕山君と晋城大君は、父が同じで母が異なる異母兄弟です。

    燕山君は継母の貞顕王后の息子として育ちました。生母の死の経緯は伏せられていましたが、1494年末に即位してから3か月後の1495年、父・成宗の墓誌を見て初めて知りました(『燕山君日記』)。燕山君は生母を王后に追尊し、1504年の甲子士禍で、生母の廃位と死に関わった人々を処刑しました。

    1506年、臣下たちは燕山君を王位から追いました(中宗反正)。貞顕王后がこれを承認し、異母弟の晋城大君が新しい王(中宗)となりました。燕山君はその年のうちに、流刑地の喬桐島(キョドンド)で亡くなりました。

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    母の死の真相を遅れて知った息子の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      本文に出てくる5人を置きます。成宗、廃妃尹氏、貞顕王后、燕山君、晋城大君です。王と大君は男性、王妃は女性です。本人(IP)は燕山君です。

    2. ステップ 2·夫婦をつなぐ

      成宗は廃妃尹氏、貞顕王后の2人とそれぞれ婚姻関係にあります。どちらも王妃なので婚姻線(-----)で結びます。廃妃尹氏は内縁の相手ではなく、王妃だったのちに廃位され、賜死された人です。最初の王妃である恭恵王后は子がいないため、この事例の範囲外です。

    3. ステップ 3·子どもをつなぐ

      燕山君は成宗と廃妃尹氏の息子、晋城大君は成宗と貞顕王后の息子です。貞顕王后は燕山君を育てましたが母ではないので、燕山君に親子線を引きません。その関係は関係線で表します。

    4. ステップ 4·関係線

      廃妃尹氏から燕山君へ焦点化の線(--▶)を引きます。母の死がその後の人生の中心になったという意味です。貞顕王后とは親密かつ敵対の線(=w=)で結びます。自分を息子として育てながら、反正を承認して自分を追い落とした継母です。晋城大君とは対立(www)です。自分を追い落とした反正によって王位に就いた異母弟です。

    5. ステップ 5·力動の解釈(仮説)

      隠されていた死があとになって明らかになった経験が、1504年の甲子士禍のような報復につながったという解釈ができます。ただし燕山君の暴力性は権力闘争や時代状況が重なった結果であり、家族の構造だけでは説明できません。このステップは採点しません。

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  3. 事例 3歴史上の人物●●●初級家族

    4人兄弟の三男、戦場で失った息子

    朝鮮 李舜臣(1545-1598)

    李舜臣(イ・スンシン、1545-1598)は、李貞(イ・ジョン、1583年没)と草渓(チョゲ)卞氏(ピョン氏、1597年没)の三男です。上に李羲臣(イ・ヒシン、1535-1592)、李堯臣(イ・ヨシン、1542-1580)の2人の兄がおり、下に弟の李禹臣(イ・ウシン、1552-1630)がいます。

    兄の李堯臣は1580年に亡くなりました。父の李貞は1583年、李舜臣が数え年で39歳のときに亡くなりました(数え年は生まれた年を1歳と数えます)。長兄の李羲臣は、文禄の役(韓国でいう壬辰倭乱)が起きた1592年に亡くなりました。

    李舜臣は方氏(パン氏)と結婚し、3人の息子をもうけました。イ・フェ(1567年生まれ)、イ・ヨル(1571年生まれ)、イ・ミョン(1577-1597)です。

    末っ子のイ・ミョンは1597年、日本軍と戦って亡くなりました。母の卞氏も同じ年に亡くなりました。李舜臣自身は翌1598年、露梁(ノリャン)で戦死しました。

    この家については、兄弟間の個人的な感情が史料に残っていません。根拠のない関係線は引きません。この事例には関係線が1本も入りません。

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    4人兄弟の三男、戦場で失った息子の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      本文に出てくる10人を置きます。李貞、卞氏、4人兄弟(李羲臣、李堯臣、李舜臣、李禹臣)、方氏、3人の息子(イ・フェ、イ・ヨル、イ・ミョン)です。本人(IP)は李舜臣です。

    2. ステップ 2·夫婦をつなぐ

      結婚している夫婦は2組です。李貞と卞氏、李舜臣と方氏。どちらも婚姻線(-----)で結びます。

    3. ステップ 3·きょうだいの順番

      きょうだいは生まれた順に左から置きます。李羲臣、李堯臣、李舜臣、李禹臣の順で、次の世代はイ・フェ、イ・ヨル、イ・ミョンの順です。順番を間違えると、誰が年長なのか読み取れません。

    4. ステップ 4·関係線はなし

      この事例には関係線を1本も引きません。史料に個々の感情が記録されていないからです。ないものを描かないことも、表記のルールの一部です。

    5. ステップ 5·力動の解釈(仮説)

      戦場での死が、李舜臣自身と息子のイ・ミョンという2世代にわたって現れます。ただしこれは武官という職業そのものに備わった危険であり、家族の力動で因果関係を立てるのは困難です。このステップは採点しません。

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  4. 事例 4歴史上の人物●●●中級家族トラウマ子ども・若者

    繰り返される喪失 — 3人の息子の死

    第16代アメリカ合衆国大統領 エイブラハム・リンカーン(1809-1865)

    エイブラハム・リンカーン(1809-1865)は、トーマス・リンカーン(1778-1851)とナンシー・ハンクス(1784-1818)の息子です。

    母のナンシー・ハンクスは、リンカーンが9歳だった1818年に亡くなりました。翌年、父のトーマス・リンカーンはサラ・ブッシュ・リンカーン(1788-1869)と再婚しました。継母のサラ・ブッシュ・リンカーンはリンカーンを実の息子のように扱い、二人は生涯親しく過ごしました。一方、リンカーンと父トーマス・リンカーンの仲は疎遠で、リンカーンは父の葬儀にも出席しませんでした。

    リンカーンはメアリー・トッド(1818-1882)と結婚し、4人の息子をもうけました。ロバート(1843-1926)、エドワード(1846-1850)、ウィリー(1850-1862)、タッド(1853-1871)です。

    4人の息子のうち3人が早くに亡くなりました。エドワードは3歳、ウィリーは11歳、タッドは18歳で亡くなりました。成人するまで生きた息子はロバートだけです。

    リンカーンは生涯、深いうつに苦しんだと記録されています。9歳で失った母ナンシー・ハンクスは、彼が亡くなるまで心に留め、思い出し続けた母でした。

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    繰り返される喪失 — 3人の息子の死の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      本文に出てくる9人を置きます。トーマス・リンカーン、ナンシー・ハンクス、サラ・ブッシュ・リンカーン、エイブラハム・リンカーン、メアリー・トッド、4人の息子(ロバート、エドワード、ウィリー、タッド)です。本人(IP)はエイブラハム・リンカーンです。

    2. ステップ 2·夫婦をつなぐ

      トーマス・リンカーンはナンシー・ハンクスと結婚し、ナンシーの死後、サラ・ブッシュ・リンカーンと再婚しました。どちらの関係も婚姻線(-----)です。エイブラハム・リンカーンとメアリー・トッドも婚姻線で結びます。

    3. ステップ 3·子どもをつなぐ

      エイブラハム・リンカーンはトーマス・リンカーンとナンシー・ハンクスの息子です。継母のサラ・ブッシュ・リンカーンからは親子線を引きません。4人の息子はエイブラハム・リンカーンとメアリー・トッドの子で、生まれた順に左からロバート、エドワード、ウィリー、タッドと置きます。

    4. ステップ 4·関係線

      エイブラハム・リンカーンからナンシー・ハンクスへ焦点化の線(--▶)を、サラ・ブッシュ・リンカーンとは親密の線(===)を、トーマス・リンカーンとは疎遠の線(...)を引きます。継母とは近く、実父とは遠かったという対比がこのジェノグラムの要です。

    5. ステップ 5·力動の解釈(仮説)

      9歳での喪失が、大人になってからの繰り返される喪失と重なります。リンカーンのうつは当時の記録に残っていますが、それを家族の喪失の結果と直結させるのは解釈です。このステップは採点しません。

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  5. 事例 5歴史上の人物●●●中級家族依存症子ども・若者

    アルコール依存の父と、甥の養育権

    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)は、ヨハン(1740-1792)とマリア・マグダレーナ(1746-1787)の長男です。下にカスパール・カール(1774-1815)、ニコラウス・ヨハン(1776-1858)の2人の弟がいます。

    父のヨハンはアルコールに依存し、幼い息子に演奏を強いました。二人の仲は悪いものでした。母のマリア・マグダレーナはベートーヴェンが16歳だった1787年に亡くなり、それ以来ベートーヴェンが事実上一家を背負いました。

    ベートーヴェンは26歳ごろから耳が聞こえにくくなり始め、45歳にはほとんど聞こえなくなりました。

    弟のカスパール・カールはヨハンナ(1786-1869)と結婚し、息子のカール(1806-1858)をもうけました。1815年にカスパール・カールが亡くなると、ベートーヴェンは甥の母ヨハンナを相手に養育権を求める訴訟を起こし、争いは何年も続きました。ベートーヴェンは甥のカールを、自分の息子のように手元に置こうとしたのです。

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    アルコール依存の父と、甥の養育権の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      本文に出てくる7人を置きます。ヨハン、マリア・マグダレーナ、3人兄弟(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、カスパール・カール、ニコラウス・ヨハン)、ヨハンナ、カールです。本人(IP)はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンです。

    2. ステップ 2·夫婦をつなぐ

      結婚している夫婦は2組です。ヨハンとマリア・マグダレーナ、カスパール・カールとヨハンナ。どちらも婚姻線(-----)で結びます。

    3. ステップ 3·子どもをつなぐ

      3人兄弟はヨハンとマリア・マグダレーナの息子で、生まれた順に左からルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、カスパール・カール、ニコラウス・ヨハンと置きます。カールはカスパール・カールとヨハンナの息子で、ベートーヴェンの子ではなく甥です。

    4. ステップ 4·関係線

      ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンから甥のカールへ養育者の線(->>)を引きます。親ではないのに養育を引き受けた関係です。父のヨハンとは対立の線(www)で結びます。ヨハンナとの訴訟は甥をめぐる争いなので、二人を直接結ぶのではなく、カールに向けた養育者の関係として読みます。きょうだいの配偶者と線で結ぶと、世代の配置が乱れます。

    5. ステップ 5·力動の解釈(仮説)

      自分が受けられなかった保護を甥に与えようとした試みと読む解釈があります。ただしベートーヴェンの動機は史料からは確定できません。このステップは採点しません。

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  6. 事例 6匿名事例●●●初級夫婦・カップル

    支配と沈黙 — 結婚5年目の夫婦

    匿名のカウンセリング事例 · 2世代

    30代半ばの夫と30代前半の妻は、結婚5年目です。二人の間には、結婚4年目に生まれた息子が一人います。

    夫は、勤勉に生きることを人生の基準にしています。出産後にうつと無気力に苦しむ妻にも、同じ基準を求めました。起きる時刻、食べる量、外出に至るまで一つひとつ決めて、守らないと叱りました。

    妻は言い返せませんでした。初めは説明しようとしましたが、会話がいつも説教で終わるので、しだいに口を閉ざしていきました。今では夫が話しかけても短く答え、その場を離れます。

    二人はそろってカウンセリングに来ました。夫は妻に良くなってほしいから来たと言い、妻は自分が何を間違えたのかわからないと言いました。

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    支配と沈黙 — 結婚5年目の夫婦の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      3人を置きます。夫、妻、息子です。この事例の本人(IP)は夫です。名前のない匿名事例なので、名前の欄には役割をそのまま書きます。

    2. ステップ 2·夫婦と子ども

      夫と妻を婚姻線(-----)で結びます。息子は二人の子なので、両親それぞれから親子線を下ろします。

    3. ステップ 3·関係線

      夫から妻へ否定的な焦点化の線(w-▶)を引きます。一方が相手を標的にして追い詰める関係を表す記号で、矢印が向きを示します。1組に引く関係線は1本だけです。二人が互いに感じていることを別々に描くのではなく、その関係がどんな性質かを1つの記号で表します。

    4. ステップ 4·力動の解釈(仮説)

      夫は自分の不安を、相手を管理することで処理しているのかもしれず、妻は立ち向かう力がなく、身を引くことで持ちこたえているのかもしれません。ただし二人の生い立ちは、この資料だけではわかりません。このステップは採点しません。

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  7. 事例 7匿名事例●●●上級高齢者・介護夫婦・カップル家族

    十数年の介護 — ケアが壊した夫婦

    匿名のカウンセリング事例 · 3世代

    40代半ばの妻と40代後半の夫は、結婚17年目です。二人の間には、結婚3年目に生まれた子どもが一人います。夫の両親は、義父と義母です。

    妻は結婚直後から、自力ではほとんど動けない義母を介護しました。入浴、食事、排泄の世話を、十数年ひとりで担いました。義母は数年前に亡くなり、義父は存命ですが、介護には関わりませんでした。

    夫はその年月を、妻が当然すべきことだと考えていました。家事にも介護にも手を出さず、妻がつらいと言うと面倒がってその場を離れました。

    介護が終わったあと、妻にはパニック症状と、強迫的な潔癖の症状が残りました。夫が体を洗わずにベッドに横になるのが耐えられず、長いあいだ別々の部屋で寝ています。妻は、夫を見るたびに過ぎた年月がよみがえると言います。

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    十数年の介護 — ケアが壊した夫婦の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      5人を置きます。義父、義母、夫、妻、子どもです。本人(IP)は妻です。義母はすでに亡くなっているので、死亡の表示をオンにします(記号に×が描かれます)。

    2. ステップ 2·世代をつなぐ

      義父と義母を婚姻線(-----)で結び、二人から夫へ親子線を下ろします。本文が義父について詳しく語っていなくても、親は2人なので一緒に描きます。片方だけ描くと、父親のいない人になってしまいます。夫と妻も婚姻線で結び、子どもは二人の子です。

    3. ステップ 3·ケアの関係

      妻から義母へ養育者の線(->>)を引きます。嫁が義母を介護した関係です。養育者の線は子育てだけでなく、介護のように一方が世話を担い続ける関係にも使います。親が子を世話する向きとは逆なので、向きを取り違えないよう注意します。

    4. ステップ 4·夫婦の関係線

      妻と夫の間に対立の線(www)を引きます。恨みと回避が行き交う関係ですが、1組に関係線は1本だけです。それぞれの気持ちを別々に描くのではなく、関係の性質を1つの記号で表します。

    5. ステップ 5·力動の解釈(仮説)

      長い介護が妻の心と体の境界を消してしまい、潔癖の症状はその境界を取り戻そうとする試みとして読むことができます。ただし症状の原因を1つに絞って言うのは困難です。このステップは採点しません。

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  8. 事例 8匿名事例●●●中級夫婦・カップル

    浴びせる言葉と閉ざす口 — 追う者と離れる者

    匿名のカウンセリング事例 · 2世代

    30代前半の夫と30代半ばの妻は、結婚4年目です。結婚3年目に生まれた娘が一人います。

    妻は、ささいな意見の違いでもきつい言葉を抑えられません。声が大きくなり、ののしりの言葉が混じります。本人も、言ったあとで後悔すると言います。

    夫はその言葉に傷つき、返事をしないことにしました。質問されても口を閉ざし、部屋に入ってしまいます。その沈黙が妻をまた怒らせ、妻が声を荒らげると、夫はさらに深く口を閉ざします。

    二人ともこの繰り返しに気づいています。それでも、どこで断ち切ればいいのかわからないと言います。

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    浴びせる言葉と閉ざす口 — 追う者と離れる者の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      3人を置きます。夫、妻、娘です。本人(IP)は夫です。

    2. ステップ 2·夫婦と子ども

      夫と妻を婚姻線(-----)で結び、娘は二人の子なので、両親それぞれから親子線を下ろします。

    3. ステップ 3·関係線

      二人の間に断絶の線(-/-)を引きます。言葉が行き交わない状態が、この関係の性質です。疎遠の線(...)と混同しやすいのですが、疎遠は仲が遠のいたこと、断絶は行き交っていたものが途絶えたことです。ここでは夫が返事をやめたので断絶です。

    4. ステップ 4·力動の解釈(仮説)

      一方が近づくほどもう一方が遠ざかる組み合わせを、追跡者と回避者(pursuer-distancer)と呼ぶことがあります。追う側は反応がないのでさらに大きな声で話し、離れる側は大きくなった声からさらに遠ざかります。どちらが先に始めたかを突き止めても、たいていは助けになりません。このステップは採点しません。

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  9. 事例 9匿名事例●●●中級夫婦・カップル危機介入

    疑いと暴力 — 結婚21年目の夫婦

    匿名のカウンセリング事例 · 2世代

    50代前半の夫と40代後半の妻は、結婚21年目です。結婚の翌年に生まれた息子は、もう成人しました。

    妻は以前から、夫が外で誰かと会っていると信じてきました。確かめられたことは何もありませんが、帰りが遅かったり電話が短かったりするだけで、問い詰めが始まります。携帯電話を確かめるのが日課になりました。

    夫はそのたびに不当だと訴えて怒鳴り、何度も手を上げました。妻は殴られながらも疑いを捨てず、夫は疑われるほど激しく怒りました。

    息子は幼いころから、その光景を見て育ちました。今はあまり家に帰ってきません。

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    疑いと暴力 — 結婚21年目の夫婦の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      3人を置きます。夫、妻、息子です。本人(IP)は妻です。息子は成人していますが、今もこの家族の一員です。

    2. ステップ 2·夫婦と子ども

      夫と妻を婚姻線(-----)で結び、息子は二人の子です。

    3. ステップ 3·関係線

      夫から妻へ身体的虐待の線(ww▶)を引きます。暴力のある関係では、その事実が何よりも先に読み取れなければならないので、対立(www)ではなく虐待の記号を使います。1組に関係線は1本で、矢印は加害の向きを指します。

    4. ステップ 4·子どもの位置

      息子と両親の間には関係線を引きません。家を避けているという記述だけでは、どちらの親とどんな関係なのか特定できません。根拠がなければ引かないのが原則です。

    5. ステップ 5·力動の解釈(仮説)

      疑いは、見捨てられることへの不安が相手にしがみつく形で現れたものかもしれず、暴力はその圧力を受け止めきれなかった未熟な反応かもしれません。ただし説明が正当化になってはいけません。どんな力動も暴力を正当化せず、安全の確保がカウンセリングの最初の課題です。このステップは採点しません。

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  10. 事例 10匿名事例●●●上級夫婦・カップル子ども・若者危機介入

    隠していた過去 — 支配と暴力の応酬

    匿名のカウンセリング事例 · 2世代

    30代半ばの夫と30代前半の妻は、結婚6年目です。結婚と同じ年に息子が生まれました。

    結婚後、夫に返していない借金があり、以前の結婚でもうけた子どももいることがわかりました。妻はそれ以来、夫を信じられなくなりました。

    妻は夫の居場所を確かめ、お金を管理し、家のトイレを使わせないところまでいきました。夫はその支配に、暴言とつかみ合いで対抗しました。二人のけんかで警察が来たことも何度もあります。

    それでも妻は、結婚を終わらせるつもりはないと言います。夫も家を出ていきません。息子はその間で育っており、妻は、子どもだけは自分が手元に置くと言っています。

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    隠していた過去 — 支配と暴力の応酬の模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      3人を置きます。夫、妻、息子です。本人(IP)は夫です。以前の結婚でもうけた子どもについてはこの資料に情報がないので、描きません。

    2. ステップ 2·夫婦と子ども

      夫と妻を婚姻線(-----)で結び、息子は二人の子です。

    3. ステップ 3·双方とも親密かつ敵対

      夫と妻の間に親密かつ敵対の線(=w=)を引きます。互いに攻撃し合いながらも関係を終わらせない状態を、1つの記号が表します。平行な2本線(親密)の上に、ジグザグ(対立)が重ねて描かれます。向きのない記号なので、1本で十分です。

    4. ステップ 4·母と息子

      妻から息子へ融合の線(≡≡≡)を引きます。夫婦の対立の中で、子どもを自分の味方としてつなぎ止めようとする関係です。近さではなく、境界が消えた状態を表す記号です。

    5. ステップ 5·力動の解釈(仮説)

      隠していた事実が明らかになったあとの裏切られた思いが支配に、支配への反発が暴力につながり、互いを縛り合う悪循環が生まれたと見ることができます。ただし暴力のある関係では、力動を読む前に安全が先です。このステップは採点しません。

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  11. 事例 11匿名事例●●●上級社会福祉子ども・若者家族

    祖父母と孫の世帯 — 祖母に育てられる子ども

    匿名の社会福祉事例 · 3世代

    ケースマネジメントの対象は、小学4年生の女の子(以下、本児)です。本児が通う地域の児童センターからの依頼で、ケースマネジャーが家庭を訪問し、初回面接を行いました。本児と一緒に暮らす父方の祖母が、家族のことを話してくれました。

    父は、父方の祖父と父方の祖母の一人息子で、いまは40代前半です。父と母は、本児が5歳のときに離婚しました。父が本児を引き取りましたが、仕事で他の地域に住むことになって本児を実家に預け、それ以来、父方の祖父と父方の祖母が本児を育ててきました。父方の祖父は本児が7歳のときに病気で亡くなり、その後は父方の祖母がひとりで本児を育てています。

    父はいまも他の地域で働いています。家に立ち寄るのは大きな祝日や本児の誕生日くらいで、電話もめったにありません。母については、離婚の2年後に継父と再婚したという知らせを人づてに聞いたのが最後で、それ以来連絡が途絶えています。父方の祖母も本児も、母がどこに住んでいるのか知りません。

    60代後半の父方の祖母は、本児の登下校、食事、通院の付き添いをひとりで担っています。膝が悪く、長く歩くのがつらいと話していました。父方の祖母がいちばん心配していたのは、自分が病気になったら本児の世話をする人がいないことでした。

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    祖父母と孫の世帯 — 祖母に育てられる子どもの模範解答ジェノグラム
    名前とメモが描き込まれているので、誰をどこに置くかを見比べられます。関係線はツールと同じ見た目です。ジグザグは対立、2本の平行線は親密、3本は融合、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶、矢じりは向きを表します。ツールで自分のジェノグラムを確かめると、抜けている人物や関係を教えてくれます。絵を選ぶと原寸の画像が新しいタブで開きます。
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    1. ステップ 1·まず人物を置く

      6人を置きます。父方の祖父、父方の祖母、父、母、継父、本児です。本人(IP)は、ケースマネジメントの対象である本児です。父方の祖父は亡くなっているので、死亡の表示をオンにします(記号に×が描かれます)。

    2. ステップ 2·世代をつなぐ

      父方の祖父と父方の祖母を婚姻線(-----)で結び、二人から父へ親子線を下ろします。「父方」の祖父母は父の親なので、母にはつなぎません。父は一人息子なので、きょうだいは描きません。

    3. ステップ 3·離婚と再婚

      父と母は離婚の線(-//--)で結びます。婚姻線の上に2本の斜線が引かれます。本児は二人の子なので、両親それぞれから親子線を下ろします。母と継父は婚姻線(-----)で結びます。継父は本児の親ではないので、親子線を引きません。

    4. ステップ 4·関係線

      父方の祖母から本児へ養育者の線(->>)を引きます。親ではないのに養育を引き受けた関係です。父と本児の間には疎遠の線(...)を、母と本児の間には断絶の線(-/-)を引きます。父とはまれにでも行き来があるので疎遠、母とは連絡そのものが途絶えたので断絶です。

    5. ステップ 5·力動の解釈(仮説)

      ケアが父方の祖母ひとりに集中しています。自分が病気になったら本児の世話をする人がいないという心配が、ジェノグラムにそのまま表れています。ケースマネジメントでは、この図をもとに、親戚や近所の人といったインフォーマルな支援と、フォーマルなサービスをあわせて探すことができます。本児が親の不在をどう受け止めているかはこの資料だけではわからないので、本児と別に話して確かめる必要があります。このステップは採点しません。

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ジェノグラムの練習問題はどう採点されますか?

描き終えたジェノグラムを模範解答と構造で比べ、100点満点で採点します。内訳は人物35点、関係50点、性別15点です。ツールで事例を開くと、採点ボタンが一緒に表示されます。

  • 人物 35点 — 事例に出てくる人をすべて描き、余計な人を加えていないか。
  • 関係 50点 — 誰と誰を、どの記号でつないだか。婚姻線は二人がどちら側にいても同じに数え、親子線と矢印のある記号は向きも確かめます。
  • 性別 15点 — 正しい形(男性は四角形、女性は円)を選んだか。

位置や配置は採点しません。自動整列が決めるもので、正誤のあるものではないからです。力動の解釈も、正解が一つではないため採点しません。

Auruda 編集チーム · 最終確認 2026-10-27 · 事例の事実は公開資料に基づき、解釈のステップは仮説と明記しています。あわせてジェノグラムの書き方と、すべての模範解答を描いたジェノグラムの例もご覧ください。