ジェノグラムの記号一覧

このページはジェノグラムの凡例です。標準的なジェノグラムの記号27種を、人物10種、婚姻・親子を表す線10種、情緒的関係を表す線7種に分けて、それぞれの絵と描き方を示しました。ジェノグラムを読んでいてわからない記号があれば、ここで調べてください。記号はマクゴールドリック、ガーソン、ペトリーのジェノグラム文献に従い、絵はすべて Auruda Genogram がその関係を実際に描いたものです。ジェノグラムを描く順序と、それぞれの記号を使う場面は、ジェノグラムの書き方の3節で解説しています。

ジェノグラムの記号一覧:人物10種、婚姻・親子を表す線10種、情緒的関係を表す線7種を、それぞれ名前とともに描いた図
ジェノグラムの記号を1枚にまとめた一覧です。選ぶと原寸の画像が新しいタブで開き、保存や印刷ができます。下のグループごとに各記号の描き方を載せています。絵を選ぶと拡大します。

ジェノグラムで人物を表す記号は?

記号の形が性別を、そこに加える印が人物の状態を表します。四角形(□)は男性、円(○)は女性、ひし形は性別不明で、二重の輪郭は本人(IP)、記号の中の×は亡くなった人を示します。三角形と小さな記号は、妊娠と妊娠の喪失を表します。

  • 四角形ひとつで描いた男性

    男性

    四角形(□)

  • 円ひとつで描いた女性

    女性

    円(○)

  • 輪郭が点線の四角形の中に疑問符がある、性別不明の人物

    性別不明・不明の人物

    ひし形(Auruda Genogram では点線の四角形の中に疑問符を描く)

  • 二重の輪郭の円で描いた女性の本人

    本人(IP)

    記号を二重線で描く

  • 中に×が描かれた四角形で表した、亡くなった男性

    死亡

    記号の中に×、死亡年を添える

  • 三角形で描いた妊娠中

    妊娠中

    三角形

  • 小さな黒い円で描いた流産

    流産(自然流産)

    小さな塗りつぶした円

  • 小さな×で描いた人工妊娠中絶

    人工妊娠中絶

    小さな×

  • ×が入った小さな四角形で描いた死産

    死産

    性別の記号を小さく描いて×(Auruda Genogram では性別にかかわらず小さな四角形)

  • 中に年齢67が書かれた円と、その下に名前と生年が書かれた女性

    年齢・名前・年

    年齢は記号の中、名前と生年・没年は記号の下

ジェノグラムの関係線の意味は?

関係線は、線の本数と形で読みます。平行線が多いほど結びつきが強く、2本は親密、3本は融合です。ジグザグは対立、点線は疎遠、中央で途切れた線は断絶です。矢じりは、虐待のように向きのある関係を示します。

融合を「密着」、対立を「葛藤」「敵対」、融合かつ敵対を「融合と葛藤」と呼ぶ教科書もありますが、この一覧と同じ記号です。関係線の色や形は版や機関によって異なることがあるため、所属機関や専門職団体に指針があれば、そちらを優先してください。

  • 二人をつなぐ2本の平行線

    親密

    2本の平行線

  • 二人をつなぐ3本の平行線

    融合

    3本の平行線

  • 二人をつなぐジグザグ線

    対立

    ジグザグ線

  • 二人をつなぐ3本の平行線にジグザグが重なった線

    融合かつ敵対

    3本の平行線にジグザグを重ねる

  • 二人をつなぐ点線

    疎遠

    点線

  • 二人をつなぐ線の中央に途切れの印がある線

    断絶

    中央で途切れた線

  • 加害者から被害者へ向かうジグザグの矢印

    虐待

    加害者から被害者へ向かうジグザグの矢印

ジェノグラムの記号はどの文献に基づいていますか?

この一覧は、マクゴールドリック、ガーソン、ペトリーのジェノグラム文献で整理された標準的な表記に従っています。

  • McGoldrick, M., & Gerson, R. (1985). Genograms in Family Assessment. W. W. Norton.
  • McGoldrick, M., Gerson, R., & Petry, S. (2020). Genograms: Assessment and Treatment (4th ed.). W. W. Norton.

表記の細部は版や機関によって異なります。このページは上の文献で共通して使われている表記をまとめたものです。所属機関や専門職団体に指針がある場合は、そちらが優先します。

ジェノグラムの書き方 →ジェノグラムの記入例を見る →ジェノグラム作成ソフトの選び方 →

Auruda 編集チーム · 最終確認 2026-10-27 · このページは臨床的な判断に代わるものではありません。